キシリトールの効果は???
年末に”キシリトール マイスター セミナー”に参加してきました。
全国から歯科衛生士が100名ほど集まり、キシリトール マイスターになるべく
キシリトールの予防効果や患者様への伝え方についてのセミナーが行われました。
第1部は 仲井 雪絵先生
静岡県立大学短期大学部教授として歯科衛生士の育成に注力しつつ、行動科学とエビデンスを融合したむし歯予防戦術の啓発活動を全国で展開している先生です。
ミュータンス菌(むし歯菌)や歯周病菌はやはり感染症でした!(悲しい)
特に「母子伝播予防効果」が重要ですね。
家族みんなで、キシリトールを摂取することが大事でした。
そして、2歳までは感染させないように日々のお食事やコミュニケーションの注意を心がけましう。
(同じスプーンやお箸、口移し、異常な接触は良くないです)
では…
キシリトールはどうしてむし歯の予防になるのでしょうか?
キシリトールの糖を摂取したむし歯菌が歯を溶かすのを抑制してくれるのですね。食べてるだけでむし歯予防は簡単すぎます。
キシリトールはたくさん食べても身体に悪くないの?
キシリトールはお腹が痛くなる?との噂を聞いたことがあるとは思います。キシリトール商品の裏側には「一度に多量に食べると、体質によりお腹がゆるくなる場合があります。」との記載があります。
安全性はどうでしょうか?
世界中で安全性が確認されています。
仲井先生の講義の中で、キシリトールで下痢症になるかの実験をしたそうです。プラセボでキシリトール無配合のガムを食べた方もキシリトールを摂取した方も下痢症になられた方は1.2%だったそうです。キシリトール食べても食べなくてもお腹がゆるくなる方がいました。
また、キシリトールには食物繊維が含まれているそうです。便秘の方にもよさそうですね。
キシリトールは人工甘味料のイメージがありますが、食物にも多く含まれていました。安全性には問題がなさそうです。ただ、お腹の中にキシリトールを入れても意味がなく、虫歯予防のためにはお口の中に留まらせることが大事になります。熱にも弱いため、チョコレートのキシリトールはむし歯予防には効果が薄いようです。(ダイエットにはよい!)
むし歯予防に効果的なキシリトール配合商品の食べ方は?
エステティックケア内で販売しているガムで比べてみました。
1日5g~10g、3回以上に分けて摂取しますので…
①歯科専売 キシリトール・ガム (キシリトール1.3g)
1回2粒×1日3回=7.8g 摂取できます!
②CPP-ACP2倍配合 リカルデントガム(キシリトール 1粒あたり0・04)
1日120粒:(1日10回に分けると)1回12粒でやっとキシリトールの効果を発揮します!
ですが!
リカルデントガムは、カルシウムとリンを摂取することで、再石灰化を促進。酸性になったお口の中を中性に戻す効果があるため、他の効果が得られますのでもちろん虫歯予防にはなります!
③グリコ ポスカ・エフ POs-Ca成分+緑茶エキス配合
一袋あたり(100g中72粒のキシリトール25g)1粒 0.3g:1日あたり18粒
1回3~4粒を1日5回でキシリトール量が達成できます。ただ、一袋4日でなくなります…
ですが!
ポスカは「リン酸化オリゴ糖カルシウム」成分で、むし歯の原因となる酸を作らず、カルシウムが唾液に溶けて再石灰化を促せます。また、緑茶成分フッ素も配合されています。すべて虫歯予防の効果はありました!あとは何を重視するか?ですね。
第2部は…
夏川達也先生の講義でした。元よしもと芸人の夏川先生。独自のコミュニケーション術と空気つくりの理論を具体化し、顧客コミニュケーション術のお話をしていただきました。
パワーあふれるお話しの仕方に歯科衛生士として、伝え方の方法を学べました。
キシリトールガムのみの購入でもかまいません。
ぜひ都賀デンタルクリニック エステティックケアへお越しくださいませ。
試供品も多数ご用意してお待ちしております。
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